先日見つかったPHPの脆弱性についての私見です。
対象の脆弱性の内容については、以下の記事で詳しく説明されていますので、割愛します。
PHPの脆弱性対策について(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619:PHP2shell)
テレビのニュースでも報道されていて予想外に反響あるなと感じています。AIを使用した不正アクセスで世の中の警戒感が爆アゲになっているところにこの脆弱性が見つかったので、なおさら警戒感がマシマシになった面もあると思います。
気になったのはその報道の中で説明されていた以下のところ。
PHPは世界で広く利用されているプログラミング言語で、webサイトの7割に利用されています。
ウェブサービスが次々停止している。
そんなに止まったwebサイトってありました? あることはありますが、実際に停止やメンテナンスの通知があったのは、ごく一部でしかありません。
現在の実態とかなり乖離していて、マスコミの認識は非常に古いようです。具体的に乖離しているのは以下。
- PHPがメジャーだったのは20年くらい前までの話。今ではほとんど利用されなくなってしまった、旧世代の言語の1つにすぎない。
- 現時点ではPHPの利用は7割もなく、せいぜい7%というところでは。これでもかなり多めに見積もった感覚。
- 現在もPHPを利用しているのは、昔作られたアプリを、今もそのまま使い続けているところくらい。仕様変更も予算もなく、そのまま放置され続けているものくらい。
私は15年前にweb系にスキルチェンジしていますが、15年前でもすでにPHPは落ち目の言語でした(当時はJava全盛ですね)。PHPの全盛期は20年前の話であって、今は「棺桶に両足突っ込んでいて埋葬を待つばかり」と言ってもいいでしょう。
この度のPHPの脆弱性に関しては、マスコミが騒ぎすぎの印象しかありません。PHPファンの旧世代の人から、誇張された説明でもされたのでしょうか。それともマスコミは、20年前からIT業界は何も変化してないとでも認識しているのでしょうか。
なお実際に今でもPHPを使っていたら、それなりに危険性をはらんだ脆弱性といっていいと思います。
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