2024/07/17

vsReversiアップデート

 vsReversiをアップデートしました。


仕様変更

  • 以下のアカウントによるログイン/新規登録を廃止。
    • FaceBook
    • twitter

不具合修正

  • ブラウザでクロスオリジン・リダイレクト・ログインがサポート停止された影響でログインできないケースがあったので、ログインをポップアップウィンドウに変更。

FaceBookアカウントによるログインは維持するのが難しくなったので、廃止しました。
FaceBookは定期的にアカウントなどを利用する機能に対する審査を行っており、機能の提供を受けるためにはその審査を通過する必要があります。審査の内容や、通過しなかった場合の対応の仕方は毎年変わります。昨年まではサポートやり取りしながらなんとかなりましたが、とうとう維持する手間が見合わないところまで来ました。
最近はあまり使われていないようですし、メールアドレスでも利用可能なのでサポート外とすることにしました。
twitterは今のところそのようなことはないのですが、Xに変わってから収益化のために一部サービスの有料化を進める可能性があるようです。今後有料になる可能性もあると考えられますが、vsReversiの本来の目的はデモンストレーションなので、手間暇や運用費用をかけられません。そのため同時にサポートを廃止することにしました。幸いtwitterアカウントによるユーザは登録されていません。

2024/07/01

Google Domains停止の影響

経緯

Google Domainsが新規ドメインの登録を停止し提供終了したのが2023年、それまでGoogle Domainsが管理していたドメインはそのまま放置していればSquarespaceに移管されます。

特にSquarespaceに不満があるわけでもないのですが移管後は価格が高くなるという話もあり、カスタムドメインの更新期限を迎える機会に日本のレジストラに移管することにしました。

それに伴っていろいろとトラブルが発生したので、今回はそれについてです。


まずはドメイン登録事業者の選択

ドメイン登録事業者によって結構価格が異なるので一応比較しました。事業者の比較記事はたくさんあるのでここでは比較の結果は載せませんが、気づいたのは以下。
  • 海外の事業者は今回は比較することなく選外。
  • 売り込みDMがうざいと悪評高い お名前.com も選外。
  • GMOはなんで3つもあるの???
  • さくらインターネットは高い。
  • 知名度あまりない会社も多い。

トラブル1

最初に選んだのは ValueDomainです。webサイトからユーザ登録してドメイン移管の依頼をしてしばらく待つだけです。
しかし1週間たっても全く何の連絡もなく、移管の作業が進んでいる気配もありません。しかしクレジットカード決済だけは支払い済みという、嫌な状況に... サポートに問い合わせしてみると「移管の手続きがされた形跡がない」「すでに決済済み」という状況であるとの回答がありました。
状況が詐欺と同じです。何のためのクレジットカード決済でしょうね、信用できません。

すぐに移管も請求もキャンセルの旨連絡を入れると、「キャンセルの際はポイントで還元」とか意味不明な回答。「返金で対応して」と要求して、なんとかなかったことに。

トラブル2

最初のトラブルに比べればずっと小さい小さいトラブルですが。

しかし返金がなかなか確認できません。これはクレジットカード会社のwebサイトに反映されるまでに1週間もかかることが原因です。そんなに反映遅いって、いつの時代の仕組みを使いまわしているんでしょう。

トラブル3

返金待ちの間にStarDomainにドメイン移管を依頼しました。今度は依頼や決済のトラブルもなく、すなんり依頼完了。
しかし数時間で「移管不可」の回答がありました。理由が明記されていなかったのでサポートに連絡して理由を確認したところ、WHOISで代理公開しているので「登録されたEメールアドレスが確認できない」とのこと。他の事業者ではこのような理由で拒否されたことはないので、これはStarDomain独自の仕様だと思われます。
WHOISの代理公開を停止して待つこと3日、やっと依頼が通過し、Google Domainsから移管の確認メールが来ました。

トラブル4

ここまででドメイン移管までは完了したものの、カスタムドメインが解決できずDNSエラーになるという事象が発生。StarDomainの管理画面にネームサーバやDNSSEC設定の警告が表示されていたのですが、その警告についてマニュアルには記載がありません。サポートに問い合わせてみると、DNSレコードの設定を有効にするために以下の操作が必要とのことでした。
  1. DNSSECを解除して (これはサポートに依頼が必要)、
  2. ネームサーバをスタードメイン専用に変更し、
  3. DNSレコードを設定。
以上は、マニュアルには全く記載がありません。警告から推測はできるものの、こんなのわかるわけがない仕様です。
以上を設定して、やっとカスタムドメインが復活しました。

トラブル5

Looker StudioでSearch Consoleからデータ取得して各ドメインの表示数・クリック数の分析を行っていたのですが、ドメイン移行でデータ取得できなくなりました。Googleのサービス内で連携するからこそ実現できていた機能です。

最後に

カスタムドメイン移管を行ってみて、感じたことをまとめてみます。
  • トップレベルドメインによってはGoogle Domainsは意外と安価で高機能だったということです。なぜ事業売却したんだ。結局移管して2割ほどですが、料金は上がりました。
  • ValueDomainの運営会社であるGMOインターネットは意外と怪しい企業かもしれません。何らかの関係を持つのは今回が初めてでしたが、詐欺と変わらない状況で実際にお金の請求にまで至ったのは、長いネット利用歴があるにもかかわらず今回が初めてです。
    またお名前.comと同じようにValueDomainもユーザ登録後は毎日のように売り込みのDMが届きます。かまってちゃんなウザい組織です。
  • StarDomainの運営会社であるネットオウルは、少しはまともそうです。サポートの対応は遅くはありませんが、若干稚拙な印象があります。webサイトの完成度はあまりいいとは言えません。作りっぱなしという印象で、マニュアル含めて説明が足らなくてわかりにくいことが多く、経験と勘とサポート頼みになります。改善を提案してみたのですが、「対応しません」と全くやる気のない回答が返ってきました
  • カスタムドメインは一度取得してしまうとそのまま更新を続けるだけなのが普通なので、あまりドメイン管理事業者のwebサイトを操作することもありません。ドメインの手続きだけではいかにも儲かりそうにない事業です。各事業者のUIや運用の改善、事業としての健全化に関して後回しにされている印象を受けました。