経緯
Google Domainsが新規ドメインの登録を停止し提供終了したのが2023年、それまでGoogle Domainsが管理していたドメインはそのまま放置していればSquarespaceに移管されます。
特にSquarespaceに不満があるわけでもないのですが移管後は価格が高くなるという話もあり、カスタムドメインの更新期限を迎える機会に日本のレジストラに移管することにしました。
それに伴っていろいろとトラブルが発生したので、今回はそれについてです。
まずはドメイン登録事業者の選択
ドメイン登録事業者によって結構価格が異なるので一応比較しました。事業者の比較記事はたくさんあるのでここでは比較の結果は載せませんが、気づいたのは以下。
- 海外の事業者は今回は比較することなく選外。
- 売り込みDMがうざいと悪評高い お名前.com も選外。
- GMOはなんで3つもあるの???
- さくらインターネットは高い。
- 知名度あまりない会社も多い。
トラブル1
最初に選んだのは ValueDomainです。webサイトからユーザ登録してドメイン移管の依頼をしてしばらく待つだけです。
しかし1週間たっても全く何の連絡もなく、移管の作業が進んでいる気配もありません。しかしクレジットカード決済だけは支払い済みという、嫌な状況に... サポートに問い合わせしてみると「移管の手続きがされた形跡がない」「すでに決済済み」という状況であるとの回答がありました。
状況が詐欺と同じです。何のためのクレジットカード決済でしょうね、信用できません。
すぐに移管も請求もキャンセルの旨連絡を入れると、「キャンセルの際はポイントで還元」とか意味不明な回答。「返金で対応して」と要求して、なんとかなかったことに。
トラブル2
最初のトラブルに比べればずっと小さい小さいトラブルですが。
しかし返金がなかなか確認できません。これはクレジットカード会社のwebサイトに反映されるまでに1週間もかかることが原因です。そんなに反映遅いって、いつの時代の仕組みを使いまわしているんでしょう。
トラブル3
返金待ちの間にStarDomainにドメイン移管を依頼しました。今度は依頼や決済のトラブルもなく、すなんり依頼完了。
しかし数時間で「移管不可」の回答がありました。理由が明記されていなかったのでサポートに連絡して理由を確認したところ、WHOISで代理公開しているので「登録されたEメールアドレスが確認できない」とのこと。他の事業者ではこのような理由で拒否されたことはないので、これはStarDomain独自の仕様だと思われます。
WHOISの代理公開を停止して待つこと3日、やっと依頼が通過し、Google Domainsから移管の確認メールが来ました。
トラブル4
ここまででドメイン移管までは完了したものの、カスタムドメインが解決できずDNSエラーになるという事象が発生。StarDomainの管理画面にネームサーバやDNSSEC設定の警告が表示されていたのですが、その警告についてマニュアルには記載がありません。サポートに問い合わせてみると、DNSレコードの設定を有効にするために以下の操作が必要とのことでした。
- DNSSECを解除して (これはサポートに依頼が必要)、
- ネームサーバをスタードメイン専用に変更し、
- DNSレコードを設定。
以上は、マニュアルには全く記載がありません。警告から推測はできるものの、こんなのわかるわけがない仕様です。
以上を設定して、やっとカスタムドメインが復活しました。
トラブル5
Looker StudioでSearch Consoleからデータ取得して各ドメインの表示数・クリック数の分析を行っていたのですが、ドメイン移行でデータ取得できなくなりました。Googleのサービス内で連携するからこそ実現できていた機能です。
最後に
カスタムドメイン移管を行ってみて、感じたことをまとめてみます。