2021/08/10

GCEにスケールアウトワークロード向けVMの追加

 GCEに新たな仮想マシンタイプ「Tau VM」が追加されるようです。


GCEでオートスケールを利用出来るVMはマネージドインスタンスグループしかなかったと思うのですが、ステートレスで構成しなければならない(=ディスクに頼れない)とか、スケールアウト/インのルールのカスタマイズが思うようにできないとか、不便でした。

まだドキュメントが公開されていなくて詳細は不明です。柔軟なスケールアウト/インが出来て、VMインスタンスの作成も簡単に出来るものだと嬉しいです。期待してます。

2021/08/08

ドメインについて

Y's Software Atelierが 現在使用しているトップレベルドメインは、".biz"のみです。

Y's Software Atelier → http://ys-software-atelier.biz

LotteryServ → https://lotteryserv.biz


あえてビジネス用であることを明確にするため、.comドメインではなく.bizドメインを使用しています。


.bizドメインは2000年に追加された7つのうちの1つです。.bizドメインは「ビジネス=business」を表します。従来から使われていた.comは本来は「商用=commercial」でしたので、ほぼ.bizと.comは同じ意味です。しかし誰でも登録できるうえに利用実態の確認もないため、.comは長い間使われているうちに非商用のものまで登録されてしまい、本来のドメインの意味と異なるサイトも含まれています。「共通=common」と勘違いされたのかもしれません。

詳しくは「ドメイン名の種類」をご参照ください。

2021/08/07

サブドメインでのGAEアプリ運用

 独自ドメインのサブドメインでGAEアプリを運用する場合について調査したときの、忘備録です。


Google提供のサービスのみでの実現

当初LotteryServは以下の様なY's Software Atelierのサブドメインでの運用を考えていました。


Y's Software Atelier

ドメイン : ys-software-atelier.biz
実体は下記とは違うGAEアプリ、この独自ドメインはGoogle Domainsで取得。

LotteryServ

サブドメイン : lotteryserv.ys-software-atelier.biz
実体はGAEアプリLotteryServ、上記ドメインのサブドメインにしたい。


いきなり結論ですが、このような構成はGoogleから提供されるサービスのみでは出来ないようです。理由はこちらのGoogle DNSのドキュメント「重複するゾーン」の以下の制限です。

重複する一般公開ゾーン同士は、同じ Cloud DNS ネームサーバー上に存在できません。

メインドメイン/サブドメイン共にGAEアプリであり、どちらもドメイン名をGoogle DNSで割り当てようとしているので、上記の制限に該当します。最初から無理でした。他にも複数のサブドメインで複数のGAEアプリを運用するケースも該当しますね。

解決策

この状況を解決しようと思えば、以下の方法があるようです。どちらも私が試したわけではなく、調査のみですが。

Firebase Hostingを併用する

Googleの提供するDNSサービスはGoogle DNSの他にFirebase Hostingもあります。片方をこれに替えれば解決できそうです。
ただしFirebase Hostingを利用するには、スタティックなwebコンテンツのみの実装にする必要があります。コンテンツに動的に動作/表示を変えたい部分があれば、そこはajaxとFirebase Realtime Datebase/Firestore/Cloud Functionsあたりを使用することになると思います。

Google以外のDNSサービスを併用する

Google以外のサービスも併用すればサブドメインでの運用も実現できるようです。これに挑戦した方の記事としては以下が見つかりました。
どちらも独自ドメインをお名前.comで取得しているので、サブドメインはお名前.comのDNSサービスで実現しています。
お名前.comでなくても、MyDNS.JPでも解決できると思われます。MyDNS.JPは無料で利用できるのが利点ですが、1週間ごとに利用の通知が必要です。これはCloud SchedulerとGAEで簡単に実現できますが。