ガバメントクラウドに暫定認定の「さくらのクラウド」で、 2025/12/09にAppRunがリリースされました。
さくらインターネット、アプリケーション実行基盤「AppRun」の正式サービス提供を開始 〜専有型と共用型の2プランを同時リリース、用途に応じた柔軟な実行環境を実現〜
おめでとー と喜びたいところですが...
「占有型と共用型」... なにそれ。上記のリリースニュースを読めばわかりますが、共用型はこれまでプレビューリリースだったもの、占有型は新たに追加されたものとあります。
そして占有型は「CPU使用率ベースでのスケーリング」であると...
コレいらない。
一般的には市場に提供されるサービスはwebアプリであることが多いと思いますが、webサーバのスケーリングはリクエスト数ベースでないと適切にスケーリングできません。CPU使用率ベースでは手遅れになってからスケールが始まります。
まあ、占有型を無視して共用型を使えばいいことですが。
さらに言えば、フロントエンドであるwebサーバはオートスケールが必要ですが、バックエンドではオートスケールは邪魔になるケースのほうが多くなります。バックエンドに必要なのは実行開始時にスケールを指定できるマニュアルスケールです。
バックエンド向けのプロダクトはこれから出てくるのでしょうか。
料金体系も異なりますので、おそらくこの料金体系を反映させるための仕様でしょうか。
期待していたのに残念です。
